「私は派遣社員です。派遣先の同僚からセクハラを受けており,派遣先に相談したら,派遣元に相談しろと言われ,派遣元に相談しても,派遣先には意見が言えないようで,どうしたらいいか分かりません」

 

 

 派遣社員には,派遣元と派遣先という2つの上司がいます。

 

 この2つの上司には,役割に違いがあります。

 

 まず,派遣元は,自分を直接雇っているところです。

 

 ですから,給料に関することを中心に,労働条件の管理は基本的に派遣元が行います。

 

 一方,派遣先は,直接雇っていませんが,直に働いている場所です。

 

 日常の業務の指示など日常の業務に関することは派遣先が管理します。

 

 派遣先でセクハラをされている場合,派遣先には,職場環境を管理する責任がありますから,派遣社員といえども,その問題に対応する法的義務があります

 

 ですから,「派遣元に相談しろ」は不適切な対応です。

 

 

 また,派遣元も,派遣先での仕事上の問題について無視はできませんから,対応する義務があるといえます。

 

 事実上,派遣先に対して弱い立場にいる可能性はありますが,外部機関と協力して,適切な対応をするべきです。

 

 外部機関としては労働基準監督署や労働局などがありますが,弁護士もあなたに代わり会社と交渉したり,どのような対応するべきかアドバイスをすることができます。

 

 労働問題で困ったら,まずは弁護士野澤にご相談ください。

 

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投稿者: 野澤・中野法律事務所