名前を変更したい
「名前が気に入らないので,変更したいのですが,どうしたらよいですか?」
名前を変更するには,法律上
「正当な理由」
が必要とされていますが,これは
「名前を変更しないと生活において支障を来す」
場合をいい,
「単なる個人的趣味や感情,信仰上の希望だけではダメ」
だとされています。
名前は,個人を区別する重要な呼称ですので,簡単に変えられたら周りが迷惑をしてしまいます。
変える必要が,第三者からみても,認められる場合に,家庭裁判所の許可を受けて,変えられるようにしているのです。
それでは,どのような場合が,「正当な理由」に当たるのでしょうか。
一般的には,次のような場合です。
① 奇妙で,人の名前としてふさわしくない
② 難しくて読めない
③ 別の人と間違えられたりして,生活上不便である
④ 長年別の名前を名乗っている
とはいえ,過去の裁判例では,似た様な事例でも,変更が許されたり,許されなかったりするなど,
判断が裁判官ごとに分かれており,一概に「これだったら大丈夫」というのは,難しい現状があります。
結局は,
①から④のような理由があることで,
生活において大きな支障がでているかどうか
を個別に判断することになります。
この判断は,
法律家が第三者の立場で個別に事情を伺って下すもの
ですので,名前の変更を検討されている場合には,
まず弁護士野澤にご相談ください。
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